被験者番号198662番

poor thinking is futile

「聴こえる?私の声」2019年6月27日の日記

f:id:anonymous62:20190628033258j:plain本日は劇団ノックノックスさんの『人魚姫』を観劇してきました。
贔屓ちゃんが主演の人魚姫役…と言うことでとても楽しみにしておりまして。
押上から歩いて十分くらいかな。会場は舞台の稽古場にも使われたりするらしい場所で、平場に舞台を作って階段状に客席があるような感じでした。
舞台と最前列が同じ高さで、区切るのは流木。舞台には砂が敷かれ、センターに数段の階段があって中二階みたいに少し高さがある。上手と下手には漂着したような調度品や、そこから生えている植物。f:id:anonymous62:20190628034532j:plainすごい雰囲気があって、会場に入った瞬間呑み込まれました。砂と埃の匂いでわくわくして。

で、ネタバレはしませんが話が始まっていって、物語が動き出した時に出てくるのが藤田奈那ちゃん。かなり近いお席で見せて頂いたので、数メートル先の同じ目線の高さに物凄い美少女。
私は完全にハロヲタではあるものの、一応48も秋葉原、栄、難波しかなくて博多が出来た頃かな…は一応苦手ではあるけれどチェックはしていたし、TeamKが好きだったから組閣はショックだったし、ゆるっと見てはいた為なぁなの可愛さは分かっていたものの、んまーーーーー美少女!!!!!こんな美少女見たら10年も追いかけて来た贔屓ちゃんの美しさ霞んじゃったらどうしよう?だってアイドルの可愛さと宝塚の美しさって種類ががっつり違うから…ねえ…?
劇中、人魚姫の登場は後ろ姿から。なぁな演じる少女の呼び掛けで、人間を信じるわ、と彼女は立ち上がり振り返るーーー

美女。
圧倒的美女。

彼女は『人魚』だから、化粧の薄い『人間』の女達(それは、男性が演じている女役ですら華美な鬘や衣装ではあるけれど化粧はしていない)と違ってアイラインもがっつりで頬も唇も朱い。それが、人間では有り得ない、種族の違う美しさだと分かる。
前髪は全て上げてハーフアップ、ゆるいカールの束が美しい。凄く好みのビジュアルだった。

物語はほんわか、ちょっと不穏?というような感じだと思っていたのですが、ラストに急展開。それが、とても辛かった。
DVD購入を見送ったのは、それが理由。あの世界観で悲劇を煽るのにあの方法はちょっとなあ。

私は途中から贔屓と言うより彼女の演じるマリーナに恋をしていた。彼女を幸せにしたい。そんな気持ちが強く強くなった所で、あんな方法は何だか違うな、と言うのが私の意見。私の好み。じゃあお前はどういうストーリーなら満足だったんだ、と言われたら、分からない。分からないと言うかないんだよ、答えは舞台の上で行われたことが全て。
ただ、物語が悲劇に進むと分かってからのマリーナの苦悩、悲痛な表情が辛くて、だからこそ彼女の歌声は美しく力強く魂を揺さぶられる。魂を掴まれる。
この女優さんすごい。あ、私の贔屓か。そうか。すごい。
めちゃくちゃ泣いてしまいました。

f:id:anonymous62:20190628043426j:plain帰り道、綺麗だったスカイツリー。禍々しいのはインスタに上げたよ!


今日の日記は多分多少手直しして人魚姫千秋楽くらいにTwitterで上げます。

蓮城まことさん、あなたは私の誇りです。